HVARF-HEIM~消えた都



HVARF-HEIM~消えた都
HVARF-HEIM~消えた都

商品カテゴリー:インディーズ,歌謡曲,演歌,音楽,ミュージック,ポップス,JPOP
収録曲:サルカ (未発表曲), ヒリョーマリンド (未発表曲), イ・ギャイル (未発表曲), ヴォン, ハフソール, サムスケイティ, スタルアウルヴル, ヴァカ, アウギャイティス・ビリユン, ヘイサウタン, ヴォン,
セールスランク:48907 位
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隠れた名盤になるでしょう。

まずHvarf。一曲目“Salka”がもう素晴らしい。あっという間に静謐な世界へ。5分から始まる1分間のクライマックスが恍惚の世界へ。EPとは言え、これぞシガーロスといった、静と動入り乱れる曲が満載。“Hljomalind”ではギターが鐘のように響く祝福ムード満点の作品。ヨーナス歌う歌う。“I Gar”はおとぎ話の世界に迷い込んでしまったかのような、怪しげなイントロ1分から、いきなり轟音が始まり、静けさの中ヨーナスがささやくように歌い……非常にドラマチックな6分間。オススメです。“Von”は言わずもがなシガーロス節満点の作品。ニューアルバムと言っても過言ではないハイ・クオリティな作品です。なんというか、“Hafsol”がまさに締めくくりの曲としてふさわしくて、コンセプチュアルに聴こえて……アルバム一枚を通して一冊のファンタジーを読んだような感じにされました。

Heimは既出の曲のライヴ盤。ライヴ盤というか、アレンジを変えてのライヴ録音です。どのアレンジも、やりすぎということなく、しっくりと新たな解釈を与えてくれます。個人的には元も素朴な名曲だった“Vaka”が、電子オルガン(?詳しくないのですが……)によってさらに素朴になった感じが大好きです。

EPはあまり買わないという人もいますが、これはシガーロスのファンなら必携の逸品です。
本人達も「微妙」と認めている

シガーロスのメンバー達が「この作品は失敗だ」
「この映像には何かが足りない」と言ってます。

足りない何か、それはメンバーの内面描写である。

彼らにとっての音楽とは?創作とは?表現とは?
なぜ音楽をやるのか、なぜ音楽をつくるのか?
そういった内面的な部分には全く触れられていません。

ファンの為の「音楽DVD」としてみた場合の評価は★★★★
ひとつの「ドキュメンタリー作品」としてみた場合の評価は★★

こういう事を書くと、
関係者やファンが顔真っ赤にして「参考にならない」押してきて困ります^^;

まあ、彼らの内面や思想は音楽活動に表れているので
言葉や形で再確認するより、音楽から何を感じるか、が大事なのかも知れませんが。
故郷の安息と誇り

およそ2年ぶりになる彼らの新作は、「Hvarf」と「Heim」の2枚組。
ニューアルバム、というより「2枚組EP」ですね。解説にもありましたが。
変わった形の紙ジャケに入ってます。

まずは『Hvarf』について。
こちらは未発表曲と既成曲の別アレンジを収録したものです。曲間は特別意識されておらず、それぞれは独立して存在しています。
未発表曲3曲は新たにレコーディングされたものだそうですが、その骨組み自体は今までの活動の中で既に作られていたらしく、随所にこれまでの作品のエッセンスを感じとることができます。
「Takk...」の温かな光でも、「( )」の深淵な暗闇でもなく、仄暗く荒涼としているけれど、どこか明かりを見いだせるという確信に満ちた、穏やかな希望の雰囲気を感じました。
また別アレンジ2曲の元曲はいずれも1st「Von」からのものですが、あのアルバムに徹底された冷厳さは崩れることなく、しかし今までにないほど多彩で美しいトラックに生まれ変わっています。(ちなみに、「Hafsol」は以前にシングルのカップリングとして収録されたものと同一です)

続いて『Heim』について。
こちらは今までの楽曲がピアノ・オルガン・ギター・ストリングス・そして種々のパーカッションなどによってアコースティックアレンジされたものが収録されています。「Live Recordings」とのことですが、お客さんの足音や拍手、またメンバーのMCなどは入っておらず、純粋に楽曲のみの編成です。
それぞれの楽曲の素晴らしさは今更言うまでもありませんが、今回のシンプルなアレンジによってそれらの神々しさ漂う美しさは、親近感を持った柔らかな美しさに色身を変えているように感じました。緊迫することなく身を任せリラックスできる優しい音楽だと思います。

全体として。
神懸かり的な完成度を誇る今までのアルバムに比べるとやや控えめな第一印象でしたが、世界を巡り様々な経験を積んだ彼らが再び帰り着いた故郷に感じた「安息の空気」と、その故郷を巡るツアーで手にした確かな「自信と誇り」が溢れていることに気付いたとき、私はこれまでにない感動をおぼえました。
ここに収められているのは、「Sigur Ros」という偉大なバンドがまたひとつ進化を遂げ、そしてこれから先も進化を続けていくということの、何よりも確かな証明なのだ、と。



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